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令和 2年  9月 文教厚生委員会(第3回)−09月11日-04号

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  1. 狭山市議会 2020-09-11
    令和 2年  9月 文教厚生委員会(第3回)−09月11日-04号


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    最終取得日: 2021-05-16
    令和 2年  9月 文教厚生委員会(第3回)−09月11日-04号令和 2年  9月 文教厚生委員会(第3回) 文教厚生委員会記録(第4日) ◇開催日時  令和2年9月11日(金曜日) ◇開催場所  第2委員会室 ◇所管事務  新型コロナウイルス感染症への対応状況について  調査 午前 9時00分開議 ◇出席委員 7名  笹 本 英 輔  委員長      西 塚 和 音  副委員長  三 浦 和 也  委員       内 藤 光 雄  委員  金 子 広 和  委員       綿 貫 伸 子  委員  大 沢 えみ子  委員 ◇欠席委員 な し ◇説明のための出席者  福祉こども部長長寿健康部長、生涯学習部長、学校教育部長関係部次長、関係課長
    ◇委員会に出席した事務局職員  吉 澤 俊 充  事務局主幹 午前 9時00分開議 △所管事務調査新型コロナウイルス感染症への対応状況について △福祉こども部の所管業務に関わる新型コロナウイルス感染症への対応状況について △説 明 ◎福祉こども部次長 それでは、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止に向けた福祉こども部の主な取組について説明させていただきます。  お配りいたしました資料は一覧表のものと、それから、写真が入っている公立保育所新型コロナウイルス対策についてという資料になります。先にお断り申し上げたいのですが、写真入りのほうの資料につきましては、会議終了後、回収させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、一覧表に基づきまして説明させていただきます。一覧表は、左から番号がありまして、開始時期等という日付が入っております。それから、次に概要について記載しております。この日付につきましては、あくまでも開始した日付ということでご了解願いたいと思います。この日のうちに全て終わったというものではないというようなことになります。  それでは、上から説明させていただきます。  番号の1番から4番までは、3月2日に行った取組になります。  まず初めに、公共施設の臨時休館、休所を3月2日から行っております。福祉こども部に関する施設といたしましては、社会福祉会館、児童館、総合子育て支援センター子育てプレイス、青い実学園を休館、休所といたしました。  次に、ファミリーサポートセンター事業利用料の助成を開始いたしました。これは、3月中のものが対象という形で、国の助成10分の10というものでございます。  次に、3番、保育料等の日割り計算を開始いたしました。家庭保育の協力依頼ということになっております。  次の4番ですが、障害者支援区分認定、それから、特別児童扶養手当などの手当関係、障害者手帳の更新手続といったものがありますが、こういった手続につきましては、1年間延長をするということを決定しております。  次に、5番、3月9日になります。市内の飲食店、新型コロナウイルス感染症の関係で客足が減っているという市内飲食店、それから、集まることがなかなかできないということで、子ども食堂と、それからボランティアの方、3者が協力をいたしまして、子どもに弁当を配布という事業を社会福祉協議会のほうで行っております。学校が休みということもありまして、給食が食べられない子、そういった子にお弁当を届けようということで取り組んだものであります。  次に、6番、3月10日ですけれども、入曽地区子育て支援拠点施設整備の説明会、3月15日と22日と25日の3日間、説明会を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の関係で中止とさせていただいております。その代替としまして、資料を回覧で対応ということを3月10日から始めたものです。  次に、7番ですが、公立保育所につきまして、3月18日と19日に、卒園式を時間短縮等によって実施しております。  3月22日には、青い実学園が卒園式を時間短縮等により実施。  9番の4月6日には、青い実学園は再開という形になっております。  ここでもまたお断り申し上げたいのですが、この先、再開というものは、全て100%元に戻った再開ではなくて、限定的に解除し始めたという意味となっております。  次に、10番、4月10日ですが、緊急小口資金等特例貸付制度、県の社会福祉協議会が貸し付ける制度で、狭山市社会福祉協議会が窓口となっているものですが、こういった制度の案内を狭山ケーブルテレビで配信を開始しております。1日当たり5回の配信ということで、4月10日から16日までの7日間行いました。  次に、11番、4月13日、保育所の登園自粛要請をいたしました。  12番、4月18日ですが、親子向け番組「おうちであそぼう!」という番組をつくりまして、狭山ケーブルテレビで配信しております。これは、現在また継続するということが決定しておりまして、令和3年3月まで配信する予定となっております。  13番ですが、4月22日に、児童虐待のメール通報を受付開始しております。  次に、14番ですが、4月24日、保育所の臨時休園をいたしました。ただし、医療従事者等家庭保育が困難な者については、特例的に保育を継続しております。  次の15番、5月2日ですが、先ほど説明申し上げました緊急小口資金等特例貸付制度、これについての相談窓口をゴールデンウィーク中も開設いたしました。これは、5月2日から6日まで、社会福祉協議会で開設したものでございます。  16番、5月11日ですが、学習・生活支援事業、いわゆる学習アスポート事業ですけれども、教室形式ならば支援ができないという状況の中、訪問支援を続けておりました。この訪問のときに、児童・生徒に弁当を配布するという事業を行っております。27名対象で、126食配布しております。これは、5月11日から始めまして、5月31日までの2週間実施いたしました。  17番、5月18日ですが、出張相談所として、「コロナに負けない!くらしのお悩み相談スペース」8地区、それぞれの会場で実施いたしました。5月18日から5月29日までの期間で行っております。相談に来ていただいた方の合計は77名となっております。  18番、5月25日ですが、保育所の臨時休園を解除いたしました。ただし、登園自粛という状態は続いております。  19番ですが、5月26日、非接触形のつながりということで、なかなかお宅を訪問できないという状況の中で、つながりを持とうということで、お元気ですかカードというものを社会福祉協議会のほうでポスティングを行っております。これは、市民が撮影した写真をポストカードにしたものを使っているものです。また、お元気ですかカードを見た方から、電話でお話しましょうというような呼びかけをしておりまして、この電話を受け付けたということ。また、逆に、社会福祉協議会のほうから、普段気になる人に積極的に電話をかけていただくという事業でございます。  次に、20番、6月6日、児童館の利用を再開しております。  6月8日には、総合子育て支援センター子育てプレイスの利用を再開いたしました。  続いて、22番ですが、6月19日には、社会福祉会館の利用を再開。  6月25日ですが、市内で一人暮らしをしている大学生、大学院生に食材の支給を実施ということで行っております。学生証の写しをメールで社会福祉協議会のほうに送っていただきましたら、食材を宅急便で配送するという事業でございます。  24番、6月30日ですが、児童手当受給世帯に対しまして、児童1人につき1万円を給付いたしました。これは国の事業として行っております。  次の25番ですが、7月1日に、保育所で通常保育を開始いたしました。  同じ日ですけれども、総合子育て支援セミナー、それから、市内の子育てプレイス、児童館の企画としまして、「つながろう?みんな(お手紙大作戦)」ということで、お手紙を書くという事業を実施しております。  26番ですが、7月10日、児童扶養手当受給世帯に対して、児童1人につき3万円を給付。これは、市の独自の事業として行ったものです。  27番、8月31日、児童扶養手当支給世帯に対して、第1子5万円、第2子以降3万円を給付。国の事業として行ったものでございます。  一覧表の説明につきましては以上でございますが、もう一つ、写真のほうの資料につきましては、緊急事態宣言下においても、保育所のほうではこういった対策を施しながら園児を受け付けていたと、一日の様子を紹介したものになっております。説明は以上となります。 △質 疑 ◆綿貫伸子 委員 ご説明ありがとうございました。  新型コロナウイルス感染症感染拡大という未曽有の事態に様々対応していただいて、本当にありがたく思っております。  10番の関係なんですけれども、緊急小口資金等特例貸付制度、こちらはまた社会福祉協議会でやっていただいているということで、住居確保給付金とか、本当にニーズが急増して、この間、ちょっとテレビで見ましたところ、本当、人員の体制がすごく逼迫しているというような報道もございましたけれども、どういう体制でやっていただいたのか、もしお分かりになれば、お願いいたします。 ◎福祉政策課長 緊急小口資金等の特例貸付のほうは、社会福祉協議会東口事務所というところで具体的に行っておりまして、社会福祉協議会の人員としましては、先日、住居確保給付金の関係、それから生活困窮者自立支援の相談の関係で、5名の社会福祉協議会の職員が対応に当たっているというお話を申し上げたんですが、こちらの小口資金につきましても、同様に5名で行っていたということを伺っております。以上であります。 ◆綿貫伸子 委員 通常5名体制でやっているということでよろしいでしょうか。  小口資金のほうと住居確保給付金と、担当する方とは同じなのか、それとも、ともかく5名で全部受けていらっしゃるのか、そこら辺を。 ◎福祉政策課長 社会福祉協議会の人員体制の細かいところまでは聞いておりませんが、基本的に申し上げますと、最初に相談に来た方がどちらの制度を使うべきかというのは聞いてみないと分からないというところがありますので、実際には5名で受けている。ただし、その先、住居確保給付金だけで解決するという方がいらっしゃれば、住居確保給付金を中心に扱っている職員のほうが応対していると、そのように考えております。以上であります。 ◆綿貫伸子 委員 今回の補正予算でも住居確保給付金を増額するということもございますので、人員の体制をしっかりと確保していただきたいと思います。  相談を受ける方が倒れてしまったりすると、本当に相談体制が崩壊してしまうというようなこともございますので、しっかりと人員の体制をよく見ていただいて、確保をしていただきたい。これは意見として申し上げたいと思います。  あと、それから、もう1点ですけれども、19番に関係すると思うんですけれども、お元気ですかカードということで、本当にこの間、人と接触することが何か悪というか、自分が感染者と思って行動しなさいというような認識を本当に一人一人が持つような事態になってしまって、本当にこういう中で孤立した高齢者がすごく、動きはできないんですけれども、自分としてもとても心配でした。  それで、社会福祉協議会では、いつもつながりのある方にポスティングカードをしていただいたということでここに記載をされているんですけれども、そのほかの見守りの体制、民生委員さんとか、そういう方たちも通常は見守っていただけるんだと思うんですけれども、なかなかそういった見守りの運動もできなかったんじゃないかと思うんですけれども、このときはなかなか自粛というか、できなかったと思うんですが、現在は通常の形に戻っているのかどうか、見守りは行われているのかどうか、その辺りをちょっと伺いたいんですが。 ◎福祉政策課長 社会福祉協議会、それから民生委員のほうも同様に、前のように完全に元に戻ったという状況にはなっておりません。まだ、例えば、民生委員のほうでは、どういうつながり方が必要かということで、今までとは違う形を模索しているということもありますし、また、民生委員のほうでこれと似たように、ポストカードを配ろうというような取組もしております。  また、社会福祉協議会のほうも、このポストカードつながりは続けようということで、8月もまた行っているという状況からしますと、前のような活動に戻ったというところではないと認識しております。以上であります。 ◆綿貫伸子 委員 こういう事態だからこそ、とても難しいんですが、こういう事態だからこそ、孤立して情報が届かないという方がとても心配ですので、ぜひ、また違った形でという、ポスティングカードとか、ともかく、そういう心配な方にきちんと対応できるような体制を継続してやっていただけるということですが、さらに進化させて、一人も孤立した方、また、孤独死というものが発生しないような取組をぜひお願いしたいと思います。意見です。以上です。 ◆大沢えみ子 委員 本当にこの間、急遽といいますか、本当に突然の一斉休校、臨時休館というところで、本当に非常に職員さん、大変な思いをされた中で、いろいろな対応をしていただいている。そして、本当に親子向けのケーブルテレビの配信ですとか、こういうお元気カードとか、お手紙大作戦とか、本当に大変な中でも、何か自分たちのところでできることはないかというのを必死に考えて対応してくださったんだなということについては、本当にありがたいなというふうに思っています。  このつながりカードというのは、対象というのは高齢者だけなのか、障害者とか精神障害の方もいるのか、実際にどれぐらいのお電話をされたのか、もし分かればお願いしたい。  それから、もう一つ、同じく、23番に一人暮らしの大学院生に食材支援ということで、これも非常にありがたくて、特にバイトなどをしているような人たちが、飲食店が休業になったことで、バイトがなくなって、すぐに困窮してしまっているというようなことであったり、あるいは、昨日もちょっと報道でもやっていましたけれども、4月に入学したばっかりの方、特に一人暮らしなんかだと、要は知らない土地に越してきて、入学式もなく、全部オンライン授業で、全くそういう地元のつながりや学校のつながりがないまま、1割近くの学生がうつ病になっているというような報道もちょっとある中で、ちょっと心配をしていたんですが、こういう事業を狭山市でもやってくれていたんだなということに、本当にありがたさを感じています。  これは、狭山市の社会福祉協議会に来たメールで、宅配便で送ったといいますけれども、これも件数的にはどれぐらいだったのか、分かればお願いします。 ◎福祉政策課長 初めに、お元気ですかカードのほうのお答えになりますけれども、対象者につきましては、気になる方ということの情報までしかいただいていませんでしたので、特に高齢者に限ったことではないという認識をしております。  枚数ですけれども、8月31日現在で1万200枚出したという報告を受けております。  また、そのカードを見て、電話をしてくれた方ですとか、こちらから電話をしたということの回数ですけれども、ふれあいコールという呼び方をしていることなんですが、8月31日現在で45回、ふれあいコールを送受信をしているということでありました。始めたばかりの6月の段階では、始めてすぐに8人の方が電話をくれたという報告を受けております。  また、大学生への食材支援のプロジェクトの話ですが、まず、初めて行ったときに、32食という報告がありました。また、2回目も行っておりまして、このときは21食ということです。社会福祉協議会からの話では、10月と12月にもまた行う予定があると聞いております。以上であります。 ◆三浦和也 委員 17番です。「コロナに負けない!くらしのお悩み相談スペース」ということで、なかなか緊急自粛期間中というところで、ご対応いただいて、大変だったと思いますが、本当にありがとうございます。  相談者は徐々に増えていきながらも、このぐらいの人数ということだったと思うんですが、幾つか事例の中でご紹介いただけるものがあればと思うんですが、どんなお悩みがあったのかと、どういう形でつないでいったのかというところについて、もし何か代表的な事例等があれば、ご説明いただければと思います。 ◎生活福祉課長 「コロナに負けない!くらしのお悩み相談スペース」と題しまして、先ほどお示ししたとおりの会場で、暮らし全般に関する相談会を行ったところなんですが、基本的に、まず、相談の内訳なんですけれども、生活困窮に関する相談が8件、就労に関する相談が13件、子育てに関する相談が3件、特別定額給付金に関する相談が9件、これは非常に多いんですが、さやまの事業者応援金に関する相談が38件、その他相談として25件ございます。  今申し上げた数字というのが合計で96件になるんですが、お1人の方が複数の問題を抱えているということで、77名という数字とは合わないような形になっております。  例えば、生活困窮に関する相談につきましては、トータルサポート推進室ですとか、社会福祉協議会がやっている生活困窮者自立支援事業のほうへおつなぎする。また、就労に関する相談につきましては、生活福祉課内においても就労支援が2名おりまして、その2名が現地に赴き、就労相談、ハローワークとの連携を行っておりますので、そういったところにつなげているというふうなところになっております。概要については以上です。 ◆三浦和也 委員 そうすると、どちらかというと、5月18日からの一週間程度だと思いますけれども、このときに、いろいろな部分での相談をお受けして、それを対応されたということで、そうすると、今後については、こういう形ではなくて、もう今、個々でそれぞれ部門が動いている中だと思いますので、それぞれ、こういう形じゃなくて、今のそれぞれやっているところで対応していくということで、こういう形ではもう今のところは考えていないということでよろしいですね。 ◎生活福祉課長 今後のお悩み相談スペースなんですが、今現在、第2波と言っていいのかどうかちょっと私のほうで判断できないんですけれども、今後、これが第3波、4波という形で、やはりこういった相談スペースが必要だというふうな状況になるのであれば、これはまた所内で検討しまして、同じような相談会は必要であれば、当然やるべきかなというふうに考えております。以上であります。 ◆金子広和 委員 12番の、先ほど大沢委員からも出ましたけれども、狭山ケーブルテレビで「おうちであそぼう!」というのを放送していただいているということで、この件は非常にいいかなとは思うんですが、そこで確認なんですけれども、私の認識だと、狭山ケーブルテレビの市内の加入率はそれほど高いとは思っていないんですよ。さらに、この「おうちであそぼう!」というのは親子向けなので、その中でも子育て世帯をメインとしてこの配信をされていると思うんですが、その割合みたいなものというのは、ある程度認識してつくられているのか、それとも、ただ、狭山ケーブルテレビを通して出しているだけなのか、その辺のところというのはどういうふうに考えていますか。 ◎子ども支援課長 まず、こちらの放送につきましては、狭山ケーブルテレビ様のご厚意で、無料で放送させていただいております。  そういった中で、なかなか総合子育て支援センター等を利用できない方に楽しんでもらおうということで、いろいろな手遊びだったり、そういったものをつくって、発信しております。ですので、視聴率とか、そういったところは把握していないところなんですが、ただ、無料で提供していただいている中でこの事業をやっておりますので、そういったところで、また、3月までやっていただけるということで、ご厚意でやっていただけるということでやっている事業でございます。 ◆金子広和 委員 無償でというところは理解するんですが、作成をするのは、恐らく職員の方が手でこうやったりとかやられているんじゃないかというようには思っているので、また、3月まで継続するというような話も先ほどもありましたけれども、そのような形であれば、ぜひ、狭山ケーブルテレビさんにでも、どのぐらいの方に視聴してもらえているとか検証してもらうなり、または、せっかくこういう事業をやってもらっているのに、私の周りに狭山ケーブルテレビを見ている人ってあまりいないんですよね。だから、それを考えると、せっかくいい事業をしていても、やったけれども結果になっていないというのはもったいないですから、ぜひ何とかその辺のところは狭山ケーブルテレビに聞くなりして、子育て世帯は20%ありますよとか、50%ありますよと、分からないですけれども、その辺のところでやってもらったほうが、よりよく浸透するのかなと思いますので、とにかく、あまり、狭山ケーブルテレビの悪口を言いたいわけじゃないですけれども、近隣ではそんなに狭山ケーブルテレビを見ているという、議会を通してもそうなんですけれども、見ているという声があまりないもんですから、その辺のところを一回見てもらったほうがいいかなと思いますので、これは意見として言っておきますんで。以上です。 ◆内藤光雄 委員 この間、いろいろ大変な中での様々な対応、ありがとうございます。  そこで、青い実学園、保育所関係のところでお聞きしたいんですけれども、こういう状況の中で、保護者の方と連絡を密にして、情報の共有化を図るということがとても不安を払拭するためにも大事なんですけれども、今日、写真つきのこのようなものを出していただきまして、とてもよく子どもたちがこういうことをやっているんだなということが分かるんですけれども、こういうものを使って、子どもたちが保育所とか、青い実学園の中でこういう状況になっていますよというのを保護者の方と連絡とか共有した事例というのはあるんでしょうか。 ◎保育所担当課長 保護者との情報の共有につきましては、今現在、新型コロナウイルス感染症の感染対策のために、保護者の方も室内に入らないで、ベランダや玄関での子どもの受入れをしている状況です。そういったところで、子どもの日常の様子とかを、口頭やノートでは毎日伝えられるんですけれども、分かりやすくするために、毎日写真を撮ったものを各クラスに貼って、今日、こんなことをしました。新型コロナウイルス感染症のことも話をしましたとか、夏祭りなども中止になってしまったんですが、それに代わるこんな遊びをしましたというところで、写真をお示しすることで、子どもたちの姿が分かりやすくなるように、これを機会にそういったことをしております。以上であります。 ◆内藤光雄 委員 これからも保護者の方と連絡とか、情報の共有化をしっかりお願いをしたいと思います。  それと、この写真の中にも、子どもがお昼寝している最中に、おもちゃの消毒とかやっていますよというふうに書いてあるんですけれども、新型コロナウイルス感染症感染拡大が起きなければ、やらなくてもよかった作業、仕事になると思うんですけれども、どうしてもこういうところに時間が取られていくということでいくと、保育士の方とか職員の方、多忙になられると思うんですけれども、何かそういう状況の中で、仕事は増えるんだけれども、こういう工夫をしているというようなものがあれば、教えていただきたいと思います。 ◎保育所担当課長 保育所においては、もともと新型コロナウイルス感染症が広がる前から、おもちゃの消毒などは日々やっていることではあるんですが、ただ、その辺の神経の使い方が、新型コロナウイルス感染症対策で、一層気をつけなきゃいけないなというところでは、負担になっている部分もあるのかもしれないんですけれども、今、それが新しい生活様式ということで、職員のほうは身についているかなというところではあります。  ただ、当然、3密の状況を回避できない集団ということでは、そういったところもあるので、職員の精神的な負担にならないように、各所長にはそういったところを気をつけるようにという話はしていますし、所長が多分一番そういったところを気をつけていると思うので、その所長たちの心のケアというか、そういったところの話はなるべくこまめに聞いて、状況を保育幼稚園課のほうでも把握して、何かできることがあればということでは話していますが、今のところ、大丈夫というお話は各施設からはいただいています。  ただ、これがずっと続くということが考えられますので、その辺のことも保育幼稚園課のほうではしっかりと考えていきたいと思います。以上であります。 ◆内藤光雄 委員 新型コロナウイルス感染症以外にも様々なストレスが職員の方や保育士の方、あろうかと思いますので、しっかり管理、監督する方が見ていただいて、職員の働き方も気にかけていただきたいなと思いますので、お願いします。  最後になりますけれども、公立保育所のところについてはとてもよく分かったんですけれども、民間の保育所がどのような対応をされているかという状況については、どのように把握されているのか、お聞かせください。 ◎保育所担当課長 民間保育所の新型コロナウイルス感染症の対策につきましては、県からのいろいろな指示とか資料とかが参りますので、その都度、民間保育所のほうにも周知しております。  公立保育所においてはこういったことをしているというところでの情報共有もしておりますし、あとは民間保育所の施設長さんのほうからも、こういった場合はどうしましょうかという質問なども課のほうにもありますので、そういったときには丁寧に対応するようにしております。以上であります。 ◆内藤光雄 委員 引き続き、民間の保育所のところも、対策をどのようにされているのかというのは、情報をしっかり取っていただいて、子どもたちが安全な保育を受けられるように努めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。                                         (休憩)
    △長寿健康部の所管業務に関わる新型コロナウイルス感染症への対応状況について △説 明 ◎長寿健康部次長 それでは、長寿健康部に係る新型コロナウイルス感染症感染拡大防止に向けた取組についてご説明いたします。  初めに、狭山市の感染状況についてご報告いたします。  狭山市における新型コロナウイルス感染症の感染者数は、3月19日に初めて感染者が確認されてから、9月10日現在で累計で53人となっております。  また、市内の感染者の状況につきましては、埼玉県からの情報では、9月7日現在の状況となりますが、感染者53人の内訳は、入院が1人、退院、療養終了が52人となっております。  なお、感染者が入院している場合の重症、軽症等の症状別状況や入院先の指定、一般の医療機関別の状況など、県が公表している内容につきましては、現在、市町村別での情報の提供はありませんが、引き続き、情報提供について、県へ要請してまいります。  それでは、資料につきましてご説明いたします。  1番の情報提供につきましては、国内で感染者が確認されたことから、狭山市公式ホームページやSNS、狭山ケーブルテレビ等を通じた新型コロナウイルス感染症に関する正確な情報提供に努めてまいりました。  また、手洗い、せきエチケットなどの感染予防対策や不要不急の外出の自粛と密接、密集、密閉の3密を避ける等の情報の迅速な提供を行っており、また、新たな情報につきましても、随時提供をしております。  2番では、国内で感染が確認されたことを受けて、狭山市新型インフルエンザ等対策行動計画に基づき、市長、副市長、教育長及び関係部長等を構成員とする新型コロナウイルス情報連絡会議を開催し、感染状況などの情報共有を図りました。  3番の対策会議については、県内で感染者が確認されたことから、市長を議長として、部長職以上で組織する狭山市新型コロナウイルス対策会議を設置し、今後の対応を全庁的に取り組む体制を構築し、公共施設やイベントの在り方などについて協議、検討を行いました。  4番の公共施設については、対策会議の協議を受け、長寿健康部が所管する老人福祉センターとふれあい健康センターを3月2日から臨時休館としました。  5番では、介護施設等で全国的に感染が確認されていることから、市内の介護サービス事業所に対して、施設職員及び入居者等に係る感染症防止対策の状況調査を実施し、その後も継続的に調査を実施するとともに、併せて、施設衛生用品の充足状況調査も実施しております。  6番の対策本部会議につきましては、市内で感染者が確認されたことから、感染拡大に伴う感染症状況や緊急事態宣言発令後の市の対応について協議、検討するため、狭山市新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、庁内の体制強化を図り、これまでに11回の会議を開催し、感染拡大防止に係る対策などを協議しております。  7番、8番では、感染が発生すると、集団感染のおそれのある医療機関や社会福祉施設へ市の備蓄品や市内の事業者等から寄附で頂いたマスクや消毒液等を活用して支援を行い、感染拡大への防止に努めております。  妊婦の方への支援としましては、マスクの購入が困難な時期であったことから、9番では、市役所及び保健センターにおける妊娠届出の際、感染予防のため、狭山市社会福祉協議会作成の手作りマスクを配付いたしました。  また、11番では、寄附を頂いたマスクを活用して、既に妊娠届出の済んでいる妊婦457名に、郵送により不織布マスクを配付しております。  10番は、医療機関において不足しており、また、入手が困難であったN95マスクについて、公式ホームページ等で寄附を呼びかけたところ、市内をはじめ、全国から4,000枚を超える寄附を頂きました。このマスクにつきましては、15番のとおり、狭山市医師会を通じて市内の医療機関に配付するとともに、二次救急医療機関や近隣でクラスターが発生した医療機関へも配付し、広域での感染拡大の防止にも取り組んでおります。  12番は、全国的に介護施設等でクラスターが発生していたことから、市内サービス事業者に対して、感染者が発生した場合の迅速な報告及び感染が疑われ、PCR検査を受ける場合も報告するよう依頼をいたしました。  13番は、日本年金機構の通知を受けて、新型コロナウイルス感染症の影響により、収入が減少するなど、国民年金保険料の納付が困難となった場合の国民年金保険料の臨時特例免除の申請の受付を開始いたしました。8月31日現在の申請状況でありますが、38件の申請がありました。  14番は、新型コロナウイルス感染症感染拡大により保健所業務の繁忙から、県職員体制では対応が困難となったことから、埼玉県より、保健所への保健師職員の応援要請があり、市職員の保健師1名を5月7日から5月31日まで派遣し、患者関係書類の作成などの業務に当たりました。  16番、17番では、給与の支払いを受けている被用者の方で、新型コロナウイルス感染症の感染、または感染の疑いにより労務に服することができず、その間の給与収入が得られなかった方を対象とした国民健康保険、後期高齢者医療の傷病手当金の申請の受付を開始いたしました。なお、8月31日現在の申請状況でありますが、国民健康保険は1件の申請があり、後期高齢者医療は申請がありません。  18番は、狭山市と狭山市医師会では、新型コロナウイルス感染症感染拡大に備えて、狭山市の医療体制の維持及びPCR検査体制の強化、また、市民の不安の解消を図るため、PCR検体採取に特化したPCR検査センターを設置し、実施期間を5月25日から10月末までの毎週月曜日、水曜日の午後1時から3時までとし、検査方式は医療機関からの事前予約によるドライブスルー方式により実施しているものであります。11月以降のPCR検査センターの在り方につきましては、埼玉県より狭山市医師会へ令和3年3月までの期間の延長の要請があることから、市と医師会で現在協議を進めております。  19番、20番及び23番では、新型コロナウイルス感染症により世帯主が死亡し、または重篤な傷病を負った世帯の方や一定の収入の減少が見込まれる世帯の方に対して、国民健康保険税、後期高齢者医療保険料、介護保険料の減免申請の受付を開始いたしました。なお、8月31日現在の申請状況は、国民健康保険税が106件、後期高齢者医療保険料が6件、介護保険料が26件の申請がありました。  21番では、埼玉県より介護サービス事業所へ県調達のマスクなどの衛生用品の配付依頼があり、市を通じて、計3回、各事業所へ配付しております。  22番は、3月2日から休館としていました長寿健康部所管の公共施設について、マスクの着用、入館時の手指消毒、検温の実施や入場者数に制限を設けるなどの感染症予防対策を講じ、一部施設の利用を制限した上で開館いたしました。なお、老人福祉センターについては、開所の際、お風呂、カラオケ、囲碁、将棋などの利用及び団体利用を制限しておりましたが、8月1日からは、団体利用について人数制限を設けた上で再開しております。また、ふれあい健康センターについては、入場制限を設けて、飛沫感染及び接触感染のリスクの高い運動、ダンス、ヨガ等を除いた会議室、研修室の利用を再開いたしました。その後も感染防止対策を講じた上で、入場制限を設け、レクリエーション施設の利用再開、プール、浴室、大広間の利用再開、トレーニングルームの利用再開と、段階的に再開しております。  次に、今後の感染症拡大防止に向けた取組につきましては、引き続き、3密の場の回避、マスクの着用、手洗いなどの新しい生活様式の実践の周知、徹底を図るとともに、今後も正確で迅速な情報提供に努めてまいります。  また、今後の感染拡大に備えたN95マスクをはじめとした衛生用品の確保、PCR検査体制の強化を目的としたPCR検査等受診者搬送業務及びPCR検査実施医療機関協力金につきましては、補正予算案がご可決いただきましたら、早急に進めるとともに、保健所や医師会などの関係機関との連携を図り、今後の感染拡大防止に努めてまいります。説明は以上であります。 △質 疑 ◆綿貫伸子 委員 ご説明ありがとうございました。  今、次長のご説明ですと、今の感染状況、9月10日時点で53人で、入院が1人ということなんですけれども、あと52人の方はもう自宅療養も何もしていなくて、もう回復されたということでよろしいでしょうか。 ◎長寿健康部次長 県の情報によりますと、感染のほうが治ったという形での退院と自宅等での療養が終了された方という形になりますので、基本的には治った方というふうな解釈でいいかと思います。以上であります。 ◆綿貫伸子 委員 具体的な、こういうお話を聞くと、とても安心するなと思います。  なかなかそういった情報というのが入ってきませんので、入院しているのはお1人だけなんだということが分かれば、すごく安心できる情報の提供を受けたなというふうに思います。  それで、18番のPCR検査センターの設置のところなんですけれども、5月25日に狭山市と医師会で設置していただきまして、どんどん感染者が増えるのに、検査できる件数が少ないということが報道でもされ、また、市民の不安ということもすごくありましたので、これが設置されたということは市民にとっては本当によかったなと思っています。  今後としては、もう令和3年3月まで延ばす方向でというお話なんですけれども、細かいことはまだ情報としてないのかもしれないですけれども、PCR検査のやり方とか、あと、今までは感染の方は自分の認識だと無料で検査ができたというイメージがあるんですけれども、今後、そういった体制がどうなるのか。今後は医療機関でも検査をするというような状況になりますので、今後の検査の体制というのはどんなふうになるのか、分かる範囲でお答えいただければと思います。 ◎健康づくり支援課長 まず、PCR検査の方法につきましては、今、鼻の粘膜を採取しまして、検査を行っているところでございます。8月の下旬ですか、日本医師会のほうから各医師会にも連絡があるようでございますが、詳しい情報はまだ来ていないんですが、唾液による検査も実施していくような方向で動かれているということは確認はしております。今後、どういうふうにするかというのは、また医師会の中で検討していただいた結果の中で進めていくと思います。  かかり方につきましては、今現在もかかりつけ医によりましてPCR検査が必要と認めた場合について検査のほうを進めていただいているという状況は変わってございませんので、今後も多分その形でいかれると思います。  また、料金につきましては、基本的に保険適用になりますので、一部負担金のほうが発生している状況でございます。  また、今後の医療機関の体制についてですが、なかなかPCR検査を実施している医療機関についても、国・県のほうで公表は控えるようにということでございますので、我々も、どこがやっているかと正式には把握してございません。今後、PCR検査のほうの拡充を図る中で、PRC検査実施医療機関協力金の申請があった場合につきましては、その件数の把握はできると思います。ただ、同じように、病院名は公表はしないでいただきたいということでございますので、もし可能であれば、狭山市でも例えば、5医療機関、10医療機関が検査できますよという程度のことはお答えできるかなとは考えております。以上でございます。 ◆綿貫伸子 委員 今後、冬に向けてインフルエンザなのか、新型コロナウイルス感染症なのか、よく分からないという状況が生まれる可能性があるわけですけれども、市民の皆さんは一生懸命予防には努められていると思うんです。感染しないようにということで。だけれども、自分がもし感染した場合の備えというのはとても重要だというふうに思っています。災害と同じで二週間分の食料を確保するとか、そういうことが言われていますけれども、ご家族が大人数の場合、濃厚接触者と言われる方が多いということになると、自力ではどうにもならないという場合があると思うんですけれども、新型コロナウイルス感染症に感染した場合の生活の支援というのはどのように行われているのか、あまり情報としてないんですけれども、その辺りを教えていただければと思います。 ◎健康づくり支援課長 保健所に確認した内容でのお答えをさせていただくようになりますが、感染した場合について、保健所は、感染者とよく相談をされて、自宅等による療養の場合につきましては、親族、または友人等によりまして、食料等については購入してきていただいて、直接渡すのではなく、玄関に置いておいていただいた上で、そこで受渡しをしていただいている場合もございます。  中には、宅配で配達する部分もございますので、料金をスマートフォンのアプリやクレジットカードなどによって精算はしていただいた上で、物だけを玄関先に置いていただいて、対応しているという状況での指導を現状はしているということを確認しております。以上でございます。 ◆綿貫伸子 委員 都内では、新型コロナウイルス感染症に感染した方に対して、また濃厚接触者に対して、配給というような形を取っていたところが、ちょっと自治体の名前は分からないんですけれども、そういった事業をされているようなところがありますが、今のお話だと、埼玉県は、自力で何とかやっていただくということなんでしょうか。 ◎健康づくり支援課長 狭山保健所管内ということで、今、お話しさせていただきましたが、県全体としてどういう対応をしているかというのは、把握はしていない状況でございます。 ◆大沢えみ子 委員 健康づくり支援課筆頭に、本当にこの間は、特に3月、4月、5月あたり、大変な業務をこなされていたというふうに思います。初めての経験のことが多かったというふうに思いますので、なかなか慣れない中で、情報の在り方であったり、対応の仕方というの、本当に手探り、模索しながらやられたんだろうということで、本当に敬意を表したいというふうに思います。  先ほどあったように、入院とか退院の状況について、ホームページで公表されました。これはよかったなと思っていて、地域の方からも増えているんですかということを言われているんだけれども、トータルではもちろん、累計だから増えていくんだけれども、実際に現在で感染しているのは狭山市では1人というような状況ということでいえば、安心感は出るのかなというふうに思いますので、これ、公表していただいてよかったなというふうに、本当に思っております。  ぜひ、なかなか県は情報がくれないんですけれども、そのあたりについては、きちんと管理をするので、きっちり必要な情報はくれということは、引き続き、ぜひお願いしていただきたいというふうに思います。  それで、先ほど、PCR検査センターの設置の関係なんですが、せっかく陰圧式の車も買うということですので、できれば3月までそういったことが活用できるようにということでやっていただければありがたいなと思っていますが、これは現状では利用はどんな感じなんですか。1日10件ぐらいまでは受けられるというような方法だったような気がするんですが、利用の状況が、この間、どんな感じになっているか、お願いします。 ◎健康づくり支援課長 医師会と連絡調整をしているところでございますが、内容的に医療情報ということの指示が県からございまして、なかなかその情報のほうも教えていただけない状況がございます。  ただ、今回の検査数については、100名を超えているという形での連絡はいただいておりますのと、陽性者の患者につきましても、4〜5名程度ということでは話は伺っているところでございます。正式なご回答ができなくて申し訳ないんですが、そういう状況でございます。以上でございます。 ◆大沢えみ子 委員 やっぱり市内でこういう場所があるということが非常に安心感につながるかというふうには思いますので、ぜひ、引き続き継続していただくように、それなりの予算措置がないと駄目だというふうに思いますので、そこについては県や国のほうの補助金なども大いに活用していただいて、実施していただけるように、これから多分秋、冬にかけて検査が増えてくるんだろうというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いをいたします。  それと、確認なんですが、22番の公共施設の再開、順次やられていて、特に老人福祉センター、ふれあい健康センターでは浴室等々の管理はどのようにするかは課題だというふうに思うんですが、現在、老人福祉センターではお風呂はやっているんですか。その辺についてお願いします。 ◎長寿安心課長 現在、3施設とも、お風呂のほうはやってはおりません。以上になります。 ◆大沢えみ子 委員 いろいろちょっと管理上の問題とかもあるというふうには思うし、高齢者の方が非常にハイリスクの方だと重症化しやすいということでの懸念もあるということなんだと思うんですが、逆に言うと、この老人福祉センターにお風呂に入りに来ることで、生活のクオリティーを保っている方というのがやっぱり一定数いらっしゃるんですよね。特に家にこもりがちになっているような方については、こういったところに出てきてもらうということも含めて、先ほど言ったいろんなほかのところでも、社会福祉協議会でも、触れ合いのカードを出したりとか、いろんな安否確認の取組もしているとは思うんですけれども、やっぱりこういうところで、今、看護師さんでしたっけ、週に1回ぐらい回ってきていただいて、健康相談などもしているというお話も伺っていますので、多分、これ、お風呂がないと利用が相当減っているんじゃないかなという感じはしていますけれども、ぜひ、状況を見ながらではありますが、感染の予防対策をしていただいた上で、やっぱり再開をしていただきたいなということは強く要望しておきます。よろしくお願いします。 ◆三浦和也 委員 感染症対策の最前線でご活動いただきまして、本当に感謝の気持ちでいっぱいでございます。  特に新型コロナウイルスの対策本部会議とかは開催していただいた中で、市議会のほうも議長にもお声がけいただいて、一緒に会議のほうに参加させていただいたことは本当に感謝しています。近隣ではなかなかそういう事例がないみたいで、でもそこで、私も時々議長の代理で伺ったときもありますが、そこでの話を基に議員にも代表者会議を通じて情報共有して、しっかりと情報にそごのないように進められたことは本当に感謝しております。   特に感染症対策のところで最前線、これはもう本当にどこの部署にも言えるかもしれませんが、いろいろ職員さんの疲労だとか、体調だとかのところが非常に心配なんですが、体調の状況だとか、また、ちゃんとお休みが取れているのかとか、その辺についてはいかがでしょうか。 ◎長寿安心課長 職員の体調につきましては、職員課のほうで、週1回、職員も含めて家族の健康状況については調査をしております。長寿健康部でいいますと、最近はほとんど体調を崩しているというような職員、あるいは家族はいないような状況であります。  また、年休、夏休みにつきましては、私のところの課だけの状況になりますが、比較的取得はできているのかなと思っています。以上であります。 ◆三浦和也 委員 感染症のほうはまだまだこれからちょっと続く、収束している状況ではないので、本当にしっかり体調管理をしていただきながら、取り組んでいただければと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。以上です。 ◆金子広和 委員 本当にこれまでの対策、いろいろありがとうございました。  その中で一つ確認なんですけれども、新型コロナウイルス感染症が発生してから、狭山市内の介護サービスの事業所内でクラスターみたいなものが発生してきていないというふうに私は認識はしているんですけれども、ほかの市とかで、そういう部分で、クラスターなんていうのが出たりはニュースなんかにもなっていますけれども、対策などもしっかりされてきたんだなというふうに私は思っているのと、あと、保育所なんかもそうなんですけれども、介護事業所であまり休業したり、休んでいる期間を取っていると聞いていないんですよね。やはりずっと続けてこられている。その中でも、思ったより感染者が出ていないというものに関しては、市としてはどのような受け取めというか、指導もしっかりされたんでしょうけれども、その辺のところはどのように解釈されていますか。  また、今後も多分そういうことはないと思うんですけれども、お願いします。 ◎介護保険担当課長 市内の介護事業所の感染予防対策につきましては、検温をされているかとか、従業員の方、それから利用者の方の体調管理をされているかとか、そういった予防に関しての項目についての調査もこちらのほうでさせていただき、かなり徹底をされている状況ではございました。  結果として、今、委員がおっしゃったような形で、クラスターが発生せずに、介護事業所のほうも、当時、4月の通所事業所が3件ほど休業された部分があったんですけれども、それにつきましてはすぐに、5月にはまた再開されまして、通常の業務をされている状況となります。  そういった形で、事業所のほうの非常に意識の高さの中で、こういった状況であるということで認識しております。以上でございます。 ◆金子広和 委員 やはり高齢者は重症化しやすいというのは非常に大変だと思いますし、うちのかみさんなんかも介護職ですけれども、休みとかもなく、ずっとやはり行きますけれども、行くときに関しては、もう今日うつって帰ってくるかもと言いながら、やっぱり朝出ていくような状況もあるし、または、マスクなんかも二重にしたり、こういうシールドマスクのようにしたりとか、結構、感染対策みたいな、さらに強化して、事業所とかではやられているという話もよく聞きますんで、ぜひ今後もそういった形で、特に高齢者が重症化しないように徹底してもらうような形でお願いしたいと思いますんで、よろしくお願いします。以上です。 ◆内藤光雄 委員 これまで、様々な対応、いろいろとありがとうございました。お疲れさまです。  何点か確認したいんですけれども、まず今、金子委員も言いました介護サービス事業所の関係ですけれども、この表の中にも状況調査の把握であったり、衛生用品の支援であったり、県からのものを配付とありますけれども、介護サービス事業所との定期的な連絡であったり、情報の共有化というのは必要だと思っているんですけれども、それの頻度も含めて、どのような仕組みをつくって、向こうの困り事を聞いたりだとか、こちらの情報を提供したりというのは、何か仕組みをつくってやられているのか、お聞かせいただきたいんですけれども。 ◎介護保険担当課長 定期的な仕組みというのは、今現在できてはいないんですが、こちらのほうで機会を見まして、情報の発信と、また、情報共有のお願いというようなことを積極的にやらせていただいている状況でございます。以上であります。 ◆内藤光雄 委員 お願いでありますけれども、サービス事業所のほうも、多分、困ってきたら手を挙げるんだと思うんですけれども、その困り方の度合いで、何とか頑張って頑張ってやっていこうみたいなところも幾つかあると思うんです。そういう中で、手を挙げたところだけ何か支援されて、頑張っているところは無理しているみたいなことのないように、平等にしっかりと対応を取っていただきたいなとお願いをさせていただきたいと思います。  それと、対策本部会議のところがありますけれども、医師会との連携というのもこの会議の中では重要だというふうに思っていましたけれども、現状、医師会との連携協議、情報の共有化的なところについて、どのようにされているのかというのをお聞かせください。 ◎健康づくり支援課長 本部会議におきましては、先ほど、三浦委員からもお話がございましたように、議員さんもご参加いただく中で、医師会の会長にもできる限りご参加をお願いした状況で、そこで医療的な面から指導等はいただいた状況でございます。  その後におきましても、今現在、PCR検査等の関係におきまして、医師会とは様々な協議を進めている状況でございます。  この秋、冬にかけましてのPCR検査、新型コロナウイルス感染症の感染の拡大の状況ですとか、今話題になってございますインフルエンザとの関係についても、来週でございますけれども、会議を開いて、協議をする予定でございます。以上でございます。                                         (休憩) △生涯学習部の所管業務に関わる新型コロナウイルス感染症への対応状況について △説 明 ◎生涯学習部次長 それでは、生涯学習部の新型コロナウイルス感染症対応状況につきましてご説明申し上げます。  生涯学習部では、市民の学習やレクリエーション、スポーツの場として多くの社会教育施設を所管しておりますので、これらの施設運営の対応を中心にご説明させていただきます。  資料につきましては、資料1、対応状況を時系列にまとめたものと、資料2といたしまして、各施設の対応状況と臨時休館から再開後の運営方法、また利用状況や利用者の様子など、それぞれの施設ごとに作成したものをご用意させていただきました。  それでは、資料1を中心にご説明をさせていただきます。  社会教育関連施設は、多様な世代の不特定多数の方々が利用する施設であることから、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、市の方針のとおり、1番、2月22日に主催イベント等の3月末までの中止をするとともに、2番、3月2日からは多くの施設を臨時休館といたしました。  なお、休館の周知につきましては、市公式ホームページ、広報さやまでの周知はもとより、公民館や体育館など予約利用する施設においては、利用予約をしていた団体、また利用登録団体への通知を郵送や電話で個別に行い、少しでも利用者の方に混乱が少なくなるように対応を心がけてまいりました。  4番の図書館では、こんなときだからこそ、自宅で本に親しんでもらいたいという考えで、3月18日から予約本の受付と3月24日からはその貸出しを再開いたしました。貸出しに当たっては、玄関の風除室内に専用の臨時カウンターを設け、並ぶ場合にも2メートル間隔、飛沫対策にビニールを張るなど感染防止に努めたものです。  ここで、資料2の7ページの下にお楽しみパック事業というものの説明を少し入れてございます。これは小学校の低・中・高学年及び中学生向けに司書が任意で選んだ5冊が入ったものを福袋的に用意しておりまして、予約本の受け取りとか返却においでになった際に、こんな福袋もありますよということで、ぱっと短時間で貸出しを行えるようにということ、また子どもたちにとっては、新たな本に出会えるというような、そのような機会となるように企画した事業でございます。  では、資料1に戻ります。  しかし、その後も感染症の拡大の状況というのは日に日に広がっていきまして、6番、4月7日には国の緊急事態宣言が埼玉県にも発令されまして、外出自粛も求められる状況となり、さらに9番、4月16日には緊急事態宣言が全国にも発令され、10番、4月17日には図書館の貸出しも再度の休止といたしました。  公共施設の臨時休館につきましては、3月2日以降、市の対策会議の決定により4度の休館延長を行い、11番のとおり、4月28日の時点では6月末までの休館を決定いたしました。このように臨時休館が長期にわたる中で、それぞれの施設においては、市民の方に向けた情報提供などに取り組み、公民館では各地区に向けた月1回の情報紙である公民館だよりに、手洗いの啓発やマスクの作り方などの記事も掲載し、図書館ではホームページに電子図書のサイトの紹介やお勧めサイトの紹介などを集めたページを作り、博物館では動画配信サイトで市内文化財巡りの公式チャンネルを立ち上げ、また体育館では自宅でできるトレーニングの動画をホームページにアップするなど、それぞれに取組を始めております。また、同時に再開に向けての衛生用品の確保などにも努めてまいりました。
     その後、感染が少しずつ収束に向かう中で、次は新しい生活様式を踏まえた施設利用の在り方について検討し、国が外出やイベントの自粛の段階的緩和の時期として示していた6月19日というのを一つの目安にしまして、臨時休館の期間である6月末よりも前に、段階的に施設利用が再開できるようにガイドライン策定の準備をしてまいりました。  15番、5月25日に国の緊急事態宣言が解除され、翌日26日から、まずは図書館予約本の貸出しを再開しました。そして、17番から20番にあるとおり、それぞれの施設の再開後の運用のガイドラインを作成いたしました。ガイドラインは各省庁や文化スポーツ団体の最新のガイドライン等を踏まえ、施設ごとに作成をし、施設側と利用者の皆さんにお願いすることを定めております。施設ごとの内容につきましては、資料2に記載しておりますが、主に共通しまして利用者の体調の確認、マスクの着用、3密を避けるための利用の制限、この利用の制限には部屋の人数の制限や利用時間の制限などが含まれます。また、小まめな換気、館内の消毒、また特に公民館や体育館など、一定時間部屋を占有して利用する活動においては、利用者ご自身に使用した備品類の消毒などもお願いをしております。また、もし施設利用者に新型コロナウイルス感染の方が発生した場合に備え、保健所などに迅速に情報提供ができるよう利用者の名簿なども頂くこととしております。  ガイドラインは開館後の状況も踏まえ、段階的に見直しております。裏面になりますが、例えば、21番、図書館では、6月4日の再開時の開館時間はまずは10時から16時までとし、滞在時間は30分程度、閲覧席もなしとしておりました。ただ、26番の7月1日からは夜間開館日は閉館時間を19時まで延長し、滞在時間も60分とし、閲覧席や学習席も席数は減らしたものの利用可とするような運用としております。さらに、30番、7月15日からは滞在時間も120分とし、閉館時間も通常に戻しております。  戻りまして、22番、博物館では、6月16日から再開ということですが、展示室の入室人数を40名ということで制限いたしまして、もともと春の企画展として準備していた狭山市在住のオーロラ写真家の作品展示を、夏の企画展として開催することができました。観覧された方のアンケートには、開催を待っていた、コロナ禍でふさぎ込んでいた心が晴れ晴れとしたなどの意見もいただいたところです。  公民館・富士見集会所においては、24番、6月19日から再開をいたしましたが、当初は活動内容に、楽器演奏や合唱、運動系など飛沫感染のおそれから利用をご遠慮いただくような制限を設け、部屋の利用人数は定員の2分の1、利用時間も月曜日から金曜日の17時までとして開始したものですが、26番、7月1日からは活動団体で感染防止対策を講じていただくことで、活動内容からの制限はなくし、また閉館日及び開館時間を通常に戻しております。  同じく7月1日からは、屋内スポーツ施設、市民総合体育館、地域スポーツ施設などの利用も再開しております。感染防止対策として、更衣室やシャワー室の利用は見合せ、また競技ごとに利用人数の目安をお示ししております。  なお、34番、8月28日からは更衣室やシャワー室の利用に人数制限をしつつ、利用できるようにしています。  ただし、31番、学校体育館の開放事業及び33番、入間川小学校開放施設の利用については、学校の施設を利用するという活動になりますので、学校の運営に影響のないように十分な配慮が必要との考えの下、学校の再開後、期間を取ってからの再開とし、学校長からの意見も踏まえて利用のガイドラインを策定いたしました。利用団体にも個別にガイドラインの内容を説明し、理解をいただいた上で順次利用を再開しております。  利用再開後の様子などは、資料2のほうに写真なども入れておりますので、またご確認いただければと思います。  なお、多くの施設において、利用状況としては、昨年の同時期と比べますと4分の3から半分程度、まだ自主的に活動を中止している団体も見受けられる状況であります。  また、イベントについて、下表のほうにございます。  事前の準備になかなか取りかかれなかったことや、感染防止対策の徹底が難しいという判断の中から、市民団体等との協働によるイベントでは、地区体育祭や秋の市民文化祭、また冬のクロスカントリーなど、例年ですと大きなイベントが中止を決定しております。  ただ、公民館、図書館、博物館、体育施設などの各種の講座や教室などにつきましては、人数を分散したり、オンライン講座を試行するなど、それぞれ工夫した対応を検討し、実行しているところでございます。  最後になりますが、29番、7月10日には埼玉県のLINEコロナお知らせシステムの運用が始まりましたが、順次各施設でもシステムに登録し、二次元コードを施設に掲出をしております。このように施設側と利用者との協力により、新しい活動の姿を模索しておりまして、生涯学習部の施設において市民の方が新しい生活様式を学び、自ら考えて活動の姿をつくっていく、その支援をすることも社会教育の役割と考えております。これからも市民の皆様とともに施設運営を進めてまいりたいと考えております。説明は以上であります。 △質 疑 ◆綿貫伸子 委員 本当にいろいろな施設で様々な工夫をして、コロナ禍のこの時期を、ともかく自分たちの施設の使命を果たしていこうという、そういう思いで乗り越えていかれたんだなということが分かりました。  図書館のことについてお伺いしたいんですけれども、滞在時間の制限を設けていただいて、それで30分とか、60分とか、今度120分になったんですけれども、それはなかなかタイムキーパーみたいなものもない中で、お声がけとかをした形になったんですか、どういう形でされたのか、ちょっと伺いたいと思うんですけれども。 ◎中央図書館長 滞在時間につきましては、ご指摘のとおり、タイムキーパーみたいなことまではできませんので、利用者にお任せするという形で運営しております。基本的には、皆さん30分にかかわらず、ご自分の用件が済んだら速やかに帰るという方がほとんどになります。  特に学習室につきましては2時間ということで、今10時から開館しておりますので、お昼ぐらい、混み合ったときに、そろそろ混み合ってきましたのでと職員がお声がけをすると、特に特定した方ではなくてフロアの中でお声がけすると、速やかに交代していただけるというような状況で運営をしております。 ◆綿貫伸子 委員 図書館の学習室、かなり混んでいるというか、すごく利用をしたいというご希望の方が多いというイメージがありますので、開放されて、すごく、よかった勉強するところができてという、そういう思いを皆さん持っておられるんじゃないかなとは思います。  あと、本についてなんですけれども、本の接触というものをすごく気にする方というのがあって、資料を見させていただいたときに、返却したときに1日置いてから、それで貸出しをするというお話が記載されていたと思うんですけれども、消毒器とか、そういうものの利用というのは考えはなかったのか、今回についてのお考えでもいいんですけれども、こちらの方法がベストなんでしょうか。 ◎中央図書館長 今現在ですと、1日当たり返却される本が1,600冊から1,800冊ございます。新聞等でも消毒器を導入というようなものも見かけますが、1回に6冊程度、1分ぐらいで本を開いての消毒ということになりますと、現実性がないということになります。ですので、今は本の外側を、返却されたものは全て、毎日手分けして職員がクリーナーで拭いてという形を取らせていただいております。もちろん消毒器の導入も今検討はしておりますが、ただ、毎日返ってくる本を全て消毒というのは、現実的にまだそういう仕組みが今のところないというふうに考えております。以上であります。 ◆綿貫伸子 委員 現在の状況ですけれども、入館をされる方は体温のチェックというか、サーモグラフィーとか、何かそういうもので温度管理みたいなものはされているんですか。 ◎中央図書館長 体温につきましては、非接触型の体温計を用意はしておりますが、入館者の方も日に500人から600人ございますので、お一人お一人を測ってということは対応しておりません。熱、あるいは風邪症状のある方のご来場はご遠慮くださいというような形を取らせていただいております。もちろん、せきをしているだとか、そういう方を見かければお声がけをするような周知はしておりますが、今のところそういった事例は見受けられません。以上であります。 ◆大沢えみ子 委員 質疑というよりは意見なんですけれども、本当にこちらの分野でも、とにかくそれぞれのところでできることを、このときにできることをということを本当に必死に考えていただいたんだなというのを感じております。感謝を申し上げます。  頂いた資料の中で、一つは新しい事業にいろいろ着手をしていただいているというような報告もあって、公民館などでは動画配信による自宅でできるプログラミング講座とかというのも、面白いなと率直に思いました。あとは、博物館でも古文書の解説のビデオ講座だったりとか、こういうものというのは日常的にも活用はできるんだろうなというのはとても感じたところです。  あと、先ほど決算のときでもすごいなと思ったのは、子どもへの図書のお楽しみパックですか、そういったものなんかも非常によかったし、ぜひこれからもそういう形というのは、日常もそうだし、これから来る新型コロナウイルス感染症だけではなくてインフルエンザとか、あるいは学校がインフルエンザとかで休校になった場合なんかも含めて、こういうのでどんどん活用していけるだろうなと思うし、大人向けにあってもいいのかな、例えば歴史小説のパックとか、科学系のパックとか、ミステリーのパックとかあれば、残念ながらちょっと一時やっぱり休館せざるを得なかった時間はあるんですが、こういうときに本当に図書とか文化というのは、改めてすごい重要なんだなというのを本当に感じた期間でもありました。  なので、図書館の中には入れなくても、そういう形でパックみたいなものであれば、短時間での貸出しはできるということなのであれば、ぜひ休館することなく、そういういろんな事態になったときでも、ご自宅で快適に過ごしていただけるような取組を教訓として活用できるようにしていただきたいなというふうに、これはお願いをしておきます。  ほかのところもそうなんですが、今回非常にすごく丁寧にまとめていただいて、教訓もいっぱいあると思うんです。これをぜひ保存しておいてほしいというか、文書管理でいうと5年があれなのかもしれないんですけれども、大体今のサイクルでいうと、10年ぐらいに一遍こういうものが来るというふうに言われていて、ここまで被害が拡大したのはちょっと例年なかったですけれども、10年ぐらい前にはSARSとかMERSとかというのもあって、そういうことでいうと、また来る可能性というのが十分あって、そのときにぱっと全部休館というのではなくて、こうすればできるというところを、ぜひ次の波に備えていただくというところで情報を次につなげるような、10年前はこういうことをやったよねということが、職員であったり、資料であったり、そういったところで引き出せるような仕組みというのを、ぜひ構築していただきたいというふうにお願いをしておきます。以上です。 ◆三浦和也 委員 各施設での取組、本当にありがとうございます。  それで、ちょっと気になったというか、幾つかあるんですけれども、利用者の状況の中で、マスクの着用についていろいろ書いてあるんですが、もちろんお願いベースなので、着用いただけない方もいるのかなとは思うんですが、例えば資料2の7ページの図書館のところだと、3の利用者の様子で、マスク着用について、それぞれの方の表現で拒否をされる方がいると、こういうのも中にはあるということで、先ほど申し上げたように、お願いベースなので、それぞれの判断もあるので何とも言えないところはあるんですが、施設側の職員さんだとか、また逆にほかの利用者だとかで何か危険を感じるようなことだとか、中には本当に声かけをして理解してつけてくれる人もいれば、そうじゃなくて、やっぱりもう嫌だという人もいるかもしれないんですけれども、そこでいろいろ個々の事情はありながらも、施設側だとか、ほかの利用者側だとかが何か危険を感じるようなことというのはないのかどうか、そこについては大丈夫かというところをお願いいたします。 ◎中央図書館長 実は、昨日も新型コロナウイルス感染症は風邪だからとおっしゃっていた方がいらっしゃいまして、小さい10分、15分ぐらいの押し問答は割と週に何回かは。昨日の方も大分体格のいい方だったんですけれども、時々、若干こちらが怖いなと感じる方もいらっしゃいますが、そういう場合は館長であります私を含め、なるべく複数で対応するようにさせていただいております。ハンカチですとか、タオルとかをお持ちの方は、それで塞いでという対応もしておりますので、そういう中で全くという方につきましては、お引取りいただいているような状況になっております。以上であります。 ◆三浦和也 委員 分かりました。とにかく自分であったり、やっぱり周りの方の身の安全というのをまず第一にお願いしたいと思います。結構本当にネット上なんかで、やっぱりそういう考えに凝り固まっている方というのもいるのは事実なので、とにかく身の危険にならないように対応のほうをよろしくお願いしたいと思います。まず、それを第一でよろしくお願いします。以上です。 ◆金子広和 委員 まずは、これまでの対応ありがとうございます。  公共施設の再開をかなりしてもらっているとは思うんですけれども、休館しているときに、特に高齢者の方なんかが、団体とか入られて活動されている方も何名もいらっしゃると思うんですが、私のところなんかによく相談じゃないんですけれども、話に来る方なんかだと、みんな休んでいる間に足腰が弱っちゃって、再開してもなかなか行きづらいとか、出づらいと、そういうような話が何件か来ているんですけれども、そういう方は参加はしたい意欲はあるので、ぜひ市としても何か支援をしてもらいたいなというのもあるんですけれども、何かそういうような相談とかは、寄せられているものというのは各施設で今のところあるんでしょうか。 ◎中央公民館長 公民館におきましての話ですが、利用者の方といろいろ話す中では、やはり委員がおっしゃられたような、どうも家の中にずっといて足腰が弱っちゃったんで何とかならないかとか、そういった声は時々聞きます。そういったことを受けて、休館中に家でできる体操の仕方だとか、そういったものを公民館だよりのほうに掲載したりだとか、あとはこれからいろいろ今検討しているんですが、やはりオンラインでできるような、自宅でできる体力が低下しなしような何かそういった講座なんかも考えていこうということで今検討している状況であります。以上です。 ◆金子広和 委員 公民館に代表で言ってもらいましたけれども、恐らく出てはいきたい気持ちは十分に伝わってきますので、何とか引っ張り出してあげるような対策を各施設とも考えてもらえると。そこまでできるか分からないですけれども、やっぱり動く手段がない方が多いんですよね。だから、何とか連れ出してあげるような、迎えに行くようなことができるのかどうかとか、あとは一緒に車で乗せていってもらえる方がいたら行きたいとか、老人福祉センターなんかのバスを利用して、いろんなスポーツなんかに出向いている方なんかも何人か話も聞いていますけれども、できるだけそういう意欲がある高齢者、元気な方を増やしていきたいと思いますので、対策をいろいろ考えてもらいたいと思いますのでよろしくお願いします。以上です。 ◆内藤光雄 委員 いろいろと説明と、これまでの対応をありがとうございました。特に、様々な施設を抱える中では、利用休止の期間は、何で使えないんだという苦情も多かったというふうに思っておりますので、そういう対応についてもいろいろと苦労されたというふうに思っておりますので、感謝を申し上げたいと思います。  そういう中で、指定管理者の方が運営する施設がここの担当課でいくと多いわけでありますけれども、特にやっぱり指定管理者が運営されているところでいきますと、来場者数であったり、あとはイベント開催数というのが、指定管理者にとってはある意味バロメーター的なところだというふうに思っているんですけれども、そういう数が伸びない、イベントもできないという中で、指定管理者の方のモチベーションを維持していくというところについて、総括的なもので結構なんですけれども、指定管理者とどのような連携なり情報の共有化をしてきたのか、お答えいただきたいと思います。 ◎中央公民館長 公民館におきましては3館が指定管理館ということになっておりまして、指定管理館だけでなく、新型コロナウイルス感染症の影響を受けておりますのは全ての公民館一緒であります。そんな中で、毎月館長会議というのを行っておりまして、その中で今の状況をどうしたもんだというような情報交換はさせていただいております。確かに、臨時休館中は指定管理館にかかわらず、直営館のほうも同じようにできない状況が続いておりました。ただ、ここで少しずつ、やり方というんですか、こういったことを考えて、何とかできる方法がありそうだということで、指定管理館のほうからも今後の事業計画書というのが毎月上がってくるんですが、それを見ましても少しずつ事業計画が増えてきております。これからやってみますというような声も聞いておりますので、状況的にはこれからかなというふうに考えておるところであります。以上であります。 ◎中央図書館長 狭山台図書館におきましては、いろいろ段階が細かかったものですから、いつ頃からこういうふうにやりたいということを事前に連絡しておりました。中には、タイミングで狭山台のほうが後だったりというようなことも許容しながらやってきました。あと、指定管理を受けている側として、事業が減るということは気にされていましたので、市としては、こういうコロナ禍の中での対応がどうできたかというところもちゃんと評価していきますというようにお伝えしております。以上であります。 ◎社会教育課長 博物館の状況でございますけれども、やはり毎月毎月、定例的に職員との打合せをしていく中で、こういった状況の中でどういったものができるか、指定管理の業者としましても、積極的に意見、提案をしていただいておりましたので、職員との連携の中で動き出したものとして、動画配信を行ったほか、ビデオを使った講座の実施を予定しているところであります。以上であります。 ◎スポーツ振興課長 狭山台体育館及び市民総合体育館の2館におきまして、指定管理を導入してございますが、こちらの指定管理者のモチベーションにつきましても、毎月の指定管理者との協議の中で、どういったものができるのかといったような話合いもさせていただきました。そうした中で、やはりここは指定管理者の強みかなとも思いますが、インストラクターを配置している指定管理者でございますので、そういった方に自宅でできるヨガであったり、フィットネスであったりといったものをオンラインで配信していただき、市民の方に、それを見て自宅でできる体操で健康づくりを行っていただくといったアイデアを出していただいております。以上でございます。 ◆内藤光雄 委員 様々な対応をありがとうございました。指定管理者が運営しているからこそ、いいものも出てきているんだと思いますけれども、これから新型コロナウイルス感染症がだんだんと収束に向かっていくことを願っておりますけれども、そうなったときに、イベントだったり、指定管理者からいろんな提案が増えてくるかと思いますので、指定管理者に一定のお願いはしているんだと思いますけれども、市としても、担当課としても任せっきりになるようなことなく、いろいろと声を聞いていただいて、新たな提案に対して前向きに、そしてもっといろんな提案ができないかということで前広にいろいろ検討していただきながら、全ては利用者のためにという視点でよろしくお願いしたいと思います。以上です。 ◆西塚和音 委員 これまでいろいろご対応をいただきまして、ありがとうございます。  特に公民館等の活動ことでちょっとお尋ねしたいと思いまして、これまで段階的にいろいろ再開できるように、例えば楽器とか、合唱などの制限というのが緩和されたりとか、そういう形で活動ができるようにはなってきてはいるんですけれども、例えば会食事業等の今の現状、これからまた段階的にというふうなことだとは思うんですけれども、そこら辺についてちょっとお尋ねしたいと思います。いかがでしょうか。 ◎中央公民館長 会食事業そのものについて、公民館のほうでの関わりという部分では、さほど大きく関わっていない部分もございまして、詳細な状況は分からない部分ではあるんですが、基本的には公民館施設を利用していただくに当たっては、今の定めておりますガイドラインに基づく感染防止対策を十分に行った上でやっていただけるということであれば、公民館としては、それはそれでぜひやっていただいていいのかなというふうに考えるところであります。以上であります。 ◆西塚和音 委員 実際に自分自身も合唱とかやっていて、活動再開に向けての考えとか、いろいろまとめたりはしているんですけれども、なかなかやっぱり実現につながっていかない。また、会員同士の中でも高齢の方とか、不安をお持ちの方が結構いらっしゃったりとかで、なかなか難しいということもあるので、もし、例えば先ほどの金子委員からのご発言とかもありましたけれども、高齢の方だったりとか、不安な方を払拭できるような形のご提案みたいなものも今後出てくるといいのかなというふうに思っていますので、そういったところの助言といいますか、アイデア等を出していただけるとありがたいかなと思いますので、そこは意見とさせていただきます。以上です。 ◆笹本英輔 委員 私から、一つはご意見ということで申し上げたいと思います。この間、特に市民の皆様が様々な社会教育活動、生涯学習活動の中で施設をご利用いただくという機会にあっては、恐らく生涯学習部の所管する施設や事業というのが非常に多かったというのが実情だというふうに考えています。その中で一番難しかったと思われるのは、やはり各地各館の施設の連携であったり、情報の共有であるところだと考えられます。  また、そこで次の課題となってくるのが、やはり部をまたいだ情報の共有とか連携というところでは非常に難しいところがまだまだあると思います。これはもちろん生涯学習部の方だけではなくて、ほかの部の方々との連携という点にあっては、その他の部の皆様との情報共有、いわゆる市全体での情報連携というところ、そこを市民の皆さんに多く関わる生涯学習部の方が恐らく中心的な存在、役割を果たしていくということが、一つには考えられると思います。  例えば、具体的には産業労働センターですとか、そうした施設の利用の基準、ガイドラインという部分と、あとは公民館使用のガイドラインという部分では、若干利用の器具や人員ですとか、敷地面積に対する人数の考え方ですとかというのが、やはり若干の差異が見られたり、利用上の違いというのが見られるというのが実態であります。そうしたところでは、多くの市民の皆様に聞くと、市の施設というのは市の施設でしょうと、ですので、どこを利用するかということについては、あまりどこの部がという考え方は普通の市民の皆さんはしないですよね。ですから、やはり横断的なまず一つの基準というのを示していただくということについては、情報共有をさらに図られた情報連携ガイドラインの在り方というのも、こうした危急存亡の時期にあっては大変難しかったと思いますが、これを教訓に、そうした活動にあっては、またこういう対応にあっては、情報連携を横串をしっかりと刺していただきたいということを意見として申し上げます。以上です。                                         (休憩) △学校教育部の所管業務に関わる新型コロナウイルス感染症への対応状況について △説 明 ◎学校教育部次長 それでは、学校教育部各課における新型コロナウイルス感染症感染拡大防止の対策についてご説明いたします。  資料をご覧ください。  令和2年3月2日から5月31日まで臨時休校となりましたが、その休校期間中に幼稚園、小学校及び中学校では令和元年度卒業式、卒園式が実施され、小・中学校では令和2年度入学式及び始業式を実施しました。また、その休校期間中は、近隣に祖父母がご在宅の家庭、在宅勤務やご自宅で自営業を営んでいる方など、自宅で過ごすことが可能なご家庭には児童が自宅で過ごすことをご協力いただき、それがかなわない保護者のお子さんについては学校預かりを実施し、午後は学童保育室に引き継ぎました。さらに、4月13日から6月の学校再開までは、感染リスクをさらに回避するため、原則医療機関やインフラ等に従事している保護者の児童のみを預かることとしました。  学童保育室では、3月から8月までの保育料は日割りで徴収させていただきました。  教育センターの教育相談につきましては、この期間中は電話相談のみを実施しました。  幼稚園は6月1日に入園式、始業式を実施し、その後、分散登園を実施しながら、段階的に再開していきました。  小・中学校も6月1日から再開し、狭山市教育委員会策定の新型コロナウイルス感染症感染拡大の軽減についての方針に基づき、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止について、できる限りの対策を講じながら段階的に再開してきました。  教育センターでは来所による相談を開始し、6月9日からは適応指導教室も再開しました。適応指導教室は開始時間を遅らせるなど、公共交通機関を利用する児童・生徒の感染防止にも努めてきました。  学校給食の提供につきましては、小学校2年生以上は6月9日から始まりました。小・中学校は6月15日からは通常の授業が開始され、小学校1年生の給食も始まりました。  6月22日には中学校の部活動も段階的に始まり、7月下旬には狭山市の感染状況等に注視しながら、部活動中学3年生大会を実施しました。  また、休校期間に不足した授業時間数を確保するため、8月にも授業日を設けて対応し、2学期が8月18日から順調にスタートしたところであります。授業日となった8月中にも給食は提供しました。   小・中学校での感染予防対策につきましては、狭山市教育委員会策定の新型コロナウイルス感染症感染拡大の軽減についての方針に基づいて対応しております。学童保育室では対面の活動はできる限り避け、間隔を空けて生活をするよう各施設で工夫して取り組んでおります。幼稚園ではソーシャルディスタンスが園児にも分かるように、廊下、手洗い場、トイレの前に印を貼るなど、各園で工夫を凝らしております。降園後には遊具や室内、玩具等の消毒をしております。教育センターでは事務室内には飛沫防止シートを設置したり、ガラス戸を利用して受付をしたりしています。研修室や適応指導教室は使用後、消毒作業をして感染防止に努めております。給食センターでは学校の配膳時にソーシャルディスタンスが保てるよう、接触を少なくするためにおかずの種類を少なくし、その分1品の1食の量を増やす工夫を行っております。以上であります。 △質 疑 ◆綿貫伸子 委員 新型コロナウイルス感染症に対して臨機応変にというのは変ですけれども、いろいろ考えていただいて、対応していただいて本当にありがとうございます。  一番心配だったのが、熱中症と、あと新型コロナウイルス感染症と両方に対応しなきゃいけないということがとても心配でした。今も熱いんですけれども、7月の末、また8月18日に2学期が始まってからもかなり暑い日が続いていますけれども、熱中症で何かお子さんが倒れたりとか、そういうようなことが全校でなかったかどうか、そこら辺のご説明をお願いいたします。 ◎教育指導課長 熱中症による救急搬送との報告は1件もありませんでした。以上であります。 ◆綿貫伸子 委員 この間、体育、運動をするに当たってもすごく重々注意してやっていただいているというようなことを伺っておりますけれども、熱中症対策として学校が特徴的にやってきたようなことがあれば教えていただければと思います。 ◎教育指導課長 学校再開後は、マスクの着用を当然のようにやってきたんでありますが、途中から国のほうの指示等もありまして、健康被害が発生する可能性が高いと判断される場合には、マスクを外すことも可能であるという指示が出てきました。例えば登下校、それから体育、部活動のときには、子どもたちはある程度の間隔を取るということを前提にマスクを外す、また日傘、それから水筒とさらにペットボトル等の水分を余計に持ってくるとか、帽子は必ずかぶるとか、そのような熱中症対策は各学校によって対策を取ってきたところであります。以上であります。 ◆綿貫伸子 委員 結構通常のランドセルを背負って行っているなというふうに思っていたんですけれども、荷物が重くて汗びっしょりとかという、もう汗だくだくになりながら帽子かぶって、マスクして、けなげに1年生が歩いている姿を見ると、こんなに暑いのに本当にかわいそうだなという思いが込み上げてきたんですけれども、ランドセルの荷物の軽減とかということについては何か配慮があったんでしょうか。 ◎教育指導課長 ランドセルではなくリュックも可能にしたりとか、あとは、やっぱり学校に置いていく授業道具をなるべく増やし、登下校のときのランドセル、リュックの中身を減らすような取組をするようには各学校へ指示をしたところです。 ◆大沢えみ子 委員 まずは、この間、学校現場は本当に一番の被害者というふうに私は思っていますけれども、突然あしたから休校ですみたいな話でね、議会も対応しましたけれども、本当にえっという状態で、現場の子どもたちや先生や保護者等、いろんな連絡調整をしなければいけなかった担当課というのは、本当に大変な思いをされたというふうに思います。  実際どうだったかといえば、一斉の一律休校は必要だったかと私は本当に疑問です。一定程度の緊急事態宣言が出されたという中ではやむを得ない部分もあったんでしょうけれども、学校がやる必要あったかと言われると、子どもの部分でいうと重症化はなかなかしないというような研究があったり、ここを休みにしたことによる、やっぱり保護者の負担、学校側の負担、そういったことを考えるとリスクのほうが大きかったんではないかと。発生したところについては当然一定程度、インフルエンザもそうですけれども、休みにするというのは当然あってもちろんなんだけれども、一律というのは本当にどうだったのかなというのは正直疑問が残っているところです。  社会的にはソーシャルディスタンスと言いながら、やっぱり子どもたちのところではそれが確保できないような教育環境にいまだに置かれていること自体も、本当に大人は間隔を空けろと言いながらも、ぎゅうぎゅう詰めで授業をせざるを得ないというところについても、本当にこれを教訓に見直してほしいなというのは心底思っているところです。  この先、一斉にというのはあまり想定されないのかもしれませんけれども、できれば本当に何かあったときに、1校で発生とかというのは十分考えられますので、そういったときにでも対応ができるように、あるいはインフルエンザも含めて、これから秋、冬のときにも対応できるように、本当は十分な感覚が空けられるような、備品ですとか、あるいは体育館やいろいろなほかの教室なども使った分散授業などもできるような、そういった教訓はぜひ形にしておいていただきたいなというふうに要望しておきます。  それで、確認なんですけれども、給食のところなんですが、今年非常にイレギュラーで、夏休みは通常はお休みで、ここでいろんなメンテナンスなんかも本来はやっていたというふうに聞いているんですけれども、大変短い期間のお休みしかなくて、働いていただいている職員さんのシフトだったりとか、あるいは給食のメニューに関しても、私のところで聞いたのは、おかずが少なくなったんだよねという話を聞いたので、大変だったのかなと思ったら、今のご説明の中で接触を減らすためにということだったということなんだけれども、保護者の方にそこも十分伝わっていなかったのかなというような思いなんかもあって、運営上、何かそういう大変だった面、また夏休みについても通常よりも早く給食も始めていただいて非常にありがたいなというふうに思ったんですけれども、そういう運用の面で大変だった点、リスク、あるいはこれからの教訓にするような点みたいなものがありましたらお願いしたいと思います。 ◎堀兼学校給食センター所長 通常ですと、8月に業者さんのほうで、給食センターの消毒ですとか館内清掃等々をするんですが、一応学校が完全休業のときがあったので、夏休みの期間にそこについては業者さんと協力しながら、調整しながら毎年行っている業務は完成させて、センターはまた2学期の早まった給食のほうで対応するようにしました。  それと、調理員さんたちについては、一応給食が始まったら勤務をしていただくということで、PFIの事業者と調整を取って勤務をしていただいております。  あとは、食材のほうも、献立とかについては一応食材の無駄が出ないように2週間を10食とみなして、ローリングする形で食材の無駄が発生しないように献立を立てまして、学校給食のほうで提供しました。  品物の数についてなんですが、配膳のときにソーシャルディスタンスを保つという意味で、密をつくらないという意味で1品減らしてはいるのですが、その減らした分、提供するおかずについては通常よりも増量して提供していますので、おなかがすいたというような意見はなかったです。確かに献立だけで見てしまうと、量的には何これというご批判はありましたが、実際提供してみたときには、ご飯の量、パンの量、おかずの量、全て増やして提供していますので、子どもさんたちについては満足だったと思います。満足感は得られるような献立を立てております。以上です。 ◆三浦和也 委員 ご説明ありがとうございました。新型コロナウイルス感染症という本当に未知との遭遇ということで、走りながら考えて、こういう形で何とか今日まで至ったというふうに思っていますので、この間のご尽力には本当に敬意を表させていただきます。  大きく分けて2つ質問があるんですが、まず休みの関係です。狭山市は、夏休みを1週間強、10日ぐらいということでやってきましたが、その辺どういうような反応があったのか。私なんか保護者の目線だと、本当に子どもの学習機会というのをちゃんとつくってもらって、ありがたかったなというような思いは個人的にはあるんですが、その辺の保護者等々からの声だとか、逆に苦情的なものがあったのかどうか分かりませんが、それについてお聞かせいただければということと、併せて、冬休みについてはどうなっていくのかなというところもご説明いただければと思います。 ◎教育指導課長 夏休みを例年より短くし、授業日を8月に設けたことに関しましては、教育委員会のほうに保護者、または関係者の方からお電話が入ったというのは、少ないんじゃないかということで何件か確かにありました。ただ、思った以上たくさんではなかったのと、短くしてくれて、授業を確保してくれてありがとうという声は残念ながらなかったんですが、そちらの声はなかったんですけれども、ただ、それについてそんなにはなかったのかなというふうに考えております。  また、冬休みにつきましては、例年どおり、管理規則に決まっているとおりに2週間程度を予定しております。以上であります。 ◆三浦和也 委員 声が上がった部分と、逆に声が上がらないけれどもサイレントで結構思っている部分というのはいろいろあるのかなと思うんで、そこはバランスよく見ていただければと。私の周りなんかだと、逆によかったというふうに言っている人が多いのは実感としてあるので、一応それは申し添えておきます。
     別のところで、一番心配しているのは、やっぱり子どもの学力のところがどうなっていくかなというところです。実際のところ、5月末までお休みになって、自分で勉強できる習慣のある子なんかはちゃんとしっかりやっていて、その後の授業なんかもしっかりついていって勉強しているのかなと思うんですが、逆にそういうのに課題がある子なんかは、実際のところ2ヵ月ちょっと羽を伸ばしちゃったような子もいるでしょうし、成績なんかもいろいろちょっと苦慮している部分の子もいるのかなというふうなのが、ちょっと実感としてはあるんですが、実際に1学期の期末試験なんかをやって、成績上だとか、あとは先生の教えている学習の状況等で、学力の格差というのは、新型コロナウイルス感染症の影響があった今年については例年と比べてどうなんですか、開いているのか、それについて何か分析等々されているのか。 ◎教育指導課長 まだ正確にちゃんとした分析はしておりませんが、学力格差というよりも学習をしていたか、していないかという、そういう習慣の差は、かなり学校が再開してからはついているだろうというのは先生方の実感であったようです。ただ、狭山市としましては、授業時数を確保ということで夏休みを短縮とかしていましたので、休校期間中に子どもたちに与えた課題は、家でやったんだからそのままということではなく、学校が再開してから必ずそれについては復習、もう一度やり、確認をして進めてきているので、授業の未履修があったりとか、未指導があるということのないように、全員にもう一回改めてしっかり定着するような授業を計画して進めてきたところであります。以上であります。 ◎学校教育部長 例年ですと、4月の中頃に全国、あるいは県の学力・学習状況調査、こちらを行うところですが、今年度につきましては、こういった状況下で全国についてはご存じのとおり中止、県の学力・学習状況調査につきましては7月に各学校で実施して提出したところで、本来ですと8月の終わりぐらいにはそれぞれの結果等出るところでありますが、7月に実施ということで、まだいつ結果が出るかということははっきり分かっていないんですが、各学校につきましては、県の学力・学習調状況調査、こちらの結果が出たらすぐに分析するということとともに、また結果が出る前に、ある程度そのときの様子というんですか、そちらを手応えなどに基づいて分析し、それぞれの実態に基づいて、特に県の学力・学習状況調査につきましては伸びが見られるということで、伸びが芳しい、あるいは伸びが十分でないというところについてよく分析した上で指導の区分をするように、その準備を進めるようにということでお伝えしているところでございます。以上であります。 ◆三浦和也 委員 分析と対応についてはぜひよろしくお願いしたいのと、あとはやっぱり学力面、ほかの面もあるのかもしれませんが、なかなかついていくのが結構苦慮している子のところは、例年以上にしっかりと見てもらいたいなというふうに思いますので、その点はよろしくお願いいたします。以上です。 ◆金子広和 委員 3月頃に、保護者からよく相談を受けたのはPTAの活動で、卒業式、入学式なんかもなかなか花束を渡せないとか、いろんな話を伺っているんですけれども、今ここに来た状況として、PTAの活動みたいなのはどのような状況になっているんですが。 ◎教育指導課長 PTAの活動は役員さんを1学期中に書面で、総会などで決めたとかという話は聞いているんですけれども、一応1学期は外部の方がなるべく学校に入るのは控えていただこうということだったので、PTAの方、保護者の方は控えていただいていたと思うんですけれども、2学期以降は、学校によってはもう懇談会を予定していたりとか、保護者の方が入ってくる様子も見られますので、PTAの活動も学校の感染防止と同じような対応をしながら、少しずつ進めていけるものは進めていくというふうに捉えております。以上であります。 ◆金子広和 委員 ぜひ安全面を見ながら、大変だと思いますけれどもそこはよろしくお願いします。  もう一点、ちょっと細かいことなんですけれども、多分市内全域の中学校で、登校、下校は体操着、今、制服じゃなくて恐らく今だと短パン、Tシャツ、あとはちょっと寒くなってきたら上に羽織るぐらいですけれども、これは今後もずっとその状況でいくのか、何か考えはあるんでしょうか。 ◎教育指導課長 特に市の教育委員会のほうからこのようにという指示は出していないんですけれども、各学校が熱中症対策というか、そういうのもあるだろうし、汗をかいてすぐ洗えるとか、そういうことを考えてやっているんだと思うんですが……これはあまり把握しておりません。 ◎学校教育部長 今、教育指導課長が申したとおりで、各学校の判断で、通常の制服ですと汗をかいて洗濯等しますと予備のものがないということもありますので、そういった対応をしており、今後については、やはりこの新型コロナウイルス感染症感染拡大の中で新しい生活様式ということも言われていますので、実情に応じて今までのものを変えていくということも必要になってくるんではないかなということで、スクラップ・アンド・ビルドのいい機会でもあると思いますので、そういったところで研究していく必要はあるのかなと思います。  あと、余談ではありますが、ある中学校に伺ったときに、授業中でも長袖の上着を着ているんで、あれ暑くないんですかと言ったら、中学生はやっぱりそこら辺は何か格好つけるというか、半袖はあんまりかっこよくないというような捉え方もしているようで、上着を着ているのは、そういったところはやはり指導をして、TPOに合わせた服装、また健康管理をしっかりするということで指導していただきたいとは考えているところです。すみません、余談でありますが。以上であります。 ◆金子広和 委員 また、これから気温も下がってきますし、その辺のところも対応できるように各学校に伝えてあげてもらえると。本当に真夏の暑い中でもジャージを着ている子たちも見受けられますので、その辺よろしくお願いします。  もう一点だけ。朝、子どもたちの見守りをしていて、ここのところちょっと気がついたというか、思ったのが、今年に入ってから、例えばうちのほうでいうと、マルエツの前辺りにいると、堀兼中のジャージを着た子が最低でも私が見る限り3人はそこを通っていくんですよ。あそこから行くということは結構距離もあると思うんですね、堀兼中のジャージなんで。ということは、地域的に中央中と狭山台中でというのは結構いるんですけれども、何か新型コロナウイルス感染症の影響とか、大沢委員なんかも言っていますけれども、学校の密集度が強いんで違うところに行かせたいとか、そういうような判断とかであるのか、それともそういう関係なしでただ単に越境しているだけなのか、あの辺から堀兼中に行く子がそんなにいるのを見たことはあまりないので、1名ぐらいというのはいますけれどもね、少なく見積もっても通っていく子が3人はいるので、何かその影響があるのかなと。なければなしで構わないですけれども、そういった何か話は入っていますか。                                         (休憩) ◎学務課長 ただいまのご質問につきましては、明確なところはちょっと捉え切れておりませんけれども、考えられることとしましては、地域指定校外で通学しているといったところが、件数は全市的に見て決して少ないというわけではないので、そういうところは、あえて言うならば考えられるのかなというところで、新型コロナウイルス感染症対応というところでは、特別には学校変更であるとか、そういうところは取っておりませんので、本当に正確なところはちょっと分析できておりませんが、地域指定校外というところが考えられると思います。以上でございます。 ◆内藤光雄 委員 これまでいろいろと対応、本当にご苦労いただいていることに感謝申し上げたいと思います。ありがとうございます。  そこで、何点か確認したいんですけれども、まずコロナウイルス感染症拡大を理由に、今現在登校を自粛している生徒・児童がいますか。 ◎教育指導課長 おります。3名であります。以上であります。 ◆内藤光雄 委員 それと、休校に伴って授業の遅れというのがあったと思うんですけれども、今現状において授業の遅れは、授業ベースでいいんですけれども、どのぐらいリカバリーできている状況なんでしょうか。 ◎教育指導課長 3学期の未指導内容については、6月始まって約二、三週間で追いつくようにという話をしておりまして、4月、5月に授業ができなかった分が6月から多少スピードアップしながらということなんですが、年度末までに今年度中の授業を終わりにすればいいということで計画を立てていただいていますので、現在この9月ぐらいでは、ほとんど例年と同じ進度のところまで追いついているというふうに捉えております。以上であります。 ◆内藤光雄 委員 それと、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響でイベントの中止であったり、またいろんな活動の縮小ということで、子どもたちもいろいろとストレスもたまっているかと思うんですけれども、そういうイベントが中止だったり縮小される中で、先生と子どもとどう向き合って、そういうイベントができないことを前向きに考えて進めていこうといった取組はどうされているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎教育指導課長 学校は授業が基本ではありますので、授業の中で充実した時間を過ごすのが前提ではありますが、幸いにも狭山市は授業日数を年間である程度確保できておりますので、本当に授業だけをぎゅうぎゅうにやっているわけではなく、やはり特別活動とか行事とかも、ある程度できるものについては感染防止を図りながら進めております。ですので、例えば運動会、体育祭、規模は縮小しておりますが、そういう中で生徒同士、児童同士、教員と子どもたちとの関係がつくれるような、そういう学校の行事を通して楽しいということも味わえるように計画を立てていただいているところです。以上であります。 ◆内藤光雄 委員 修学旅行のところについては、いろいろご意見あるかと思うんですけれども、何か修学旅行について、子どもたちといろんな経験だとか社会見学的なものを含めて、どうケアをしていくとかというところは何か対応はありますか。 ◎教育指導課長 修学旅行につきましては、国のほうからもやはり年間の中でも特別な行事という扱いにされていますので、中止よりも延期、なるべく実施する方向でという指示もありますので、今のところは9月の下旬に中学校1校が一番先にスタートするんですが、そこは一応できる方向で考えて、そのためにどういうことに気をつけていけばという方向で考えて進めているところです。また、遠足、社会科見学等についても同じような考えで取り組んでいるところです。以上であります。 ◆内藤光雄 委員 中学3年生の受験を迎えるわけでありますけれども、受験生に対するいろんなケアということで、何か新たに取り組んでいること、これから新たにやろうとしていることがあれば教えてください。                                         (休憩) ◎教育指導課長 県立高校につきましては、高校のほうから今年度の出題範囲とか出題内容等については情報が出てきていますので、それを漏れなく中学校のほうにもお伝えするということと、あと、例えばeライブラリーなども活用しながら家庭でも学習を進められるように、また休校にも対応できるようにということで進めていくところであります。以上であります。 ◆笹本英輔 委員 何点かお伺いをいたします。  皆様からもお話がございますとおり、各委員からも非常に強い感謝の念が述べられたところでございますが、私からも、こうした危急存亡のときにあって、児童・生徒に向き合ったご対応を、本当に可能な限りご対応いただいた、特に現場でご活躍をいただく教員の皆様にあっては、まさに当日決まったことが翌日にはまた新たなことになるですとか、またその翌日にはまた元に戻ったですとか、本当に現場では日々阿鼻叫喚の様相を示していたということを伝え聞いているところでございます。本当にありがとうございました。  そうした中で、ちょっとこうしたところはご答弁いただくところも難しいというか、今後の課題というところもありますが、意見としても受け止めていただければというふうに存じます。  一つ目には、まずは学校行事、式典、部活動、そうしたところに関わるところでございます。  まず、特に学校行事や式典についても、これは非常にご意見が分かれるところでございました。協議会でもご説明はいただいたところもございますけれども、重複をお許しいただければと思います。  例えば入学式にあっては、これも各地で入学式が見送りになる市町村が多い中、狭山市では実施という措置が取られました。また、卒業式にあっても、複数でのご来臨はお控えをいただくですとか、保護者のご来臨をお控えいただくとか、来賓に関しても臨席についてはご遠慮いただくですとか、そうしたこともございました。今後もそうしたことは免れない部分もございまして、例えば川越市のある中学校では、体育祭がもはや学年ごとに行われることになったというような学校もあるそうです。そうした状況がある中、保護者の皆様のご参加ですとか見学ですとか、そうした部分について、現状、今までのご対応の部分と、今後の対応について、どのようにされていくのかという方針について、お伺いをさせていただきたいと思います。 ◎教育指導課長 各行事、式典それぞれには狙いがありますので、その狙いにどこまで到達できるか、どこを削減しながら、縮小しながら到達できるかというところで、実施することを前提にしながら考えているところで、市の教育委員会としてもできる限りそちらを支援していくというふうに考えております。以上であります。 ◆笹本英輔 委員 まさしくそこが大事なところですけれども、教育の理念に沿って児童・生徒の到達すべき地点に導いていくというところが最大の部分でございますけれども、そうしたところはある中、やはり学校行事ですとか式典というものは家族にとっても重要なライフイベントの一つでございます。そうしたところでは、教育的な目的の達成というところももちろんですが、そうした家族の思い出づくり、ただでさえ、こうした状況の中では外出も控えなければならないですとか、節目節目の行事に泣く泣く参加はできなかった保護者さんの気持ちを考えるといかばかりかというところがございます。そうしたところでは、今般補正予算等でも今審議中でございますけれども、各校にカメラですとか機材の配備がなされているところでございますので、例えば、今スポーツなんかもそうですけれども、無観客試合に対応したオンラインでの中継ですとか、録画配信ですとか、そうしたところで新しいそうした式典や行事の参加、見学というところもご理解をいただきながら進めていくということは十分検討要素として価値のあるところだと思われます。  まさしく9月の末には新人大会も中学校では控えているところでございますので、中体連の各区で競技の意向もあるとは思いますけれども、音楽祭やそうした行事にあっても、そうした対応をご検討いただきたいということをまず1点ご意見として申し上げます。  そして、2つ目でございます。例えば今、学校トイレの改修が進んでおりますけれども、その中でも、この学校の休校措置に伴って、工期が乱れている部分があって大変だということは聞いております。特に学校教育部にあっては、学校運営上、トイレの改修等で今影響がないかどうか、またはその他の工事等で今学校運営に影響が出ていないかということについて、まずお伺いしたいと思います。 ◎教育指導課長 特にそういう工事関係で学校運営上、支障を来しているという話は聞いておりません。以上であります。 ◆笹本英輔 委員 特段大きな影響は出ていないということであれば、それにこしたことはないんですけれども、例えば、市内の小学校の中では、トイレの改修に伴って、教員も仮設のトイレを秋口まで使用せざるを得ないというような状況もあるというところもあるそうです。そうしたところでは、現場もなかなか子どもたちに我慢を強いているのに、私たちがそこでぜいたくを言うわけにはいかないというような思いも当然あろうかと思いますので、こちらも学校現場それぞれにつぶさに困り事はないかということについては遠慮のないように、現場の意見に耳を傾けていただければということでよろしくお願いしたいと思います。   最後、3点目でございますけれども、先ほど内藤委員からもございました学習・学力の部分でございますが、まず前期、特に中学校ですけれども、前期の評価についてでありますが、これは休校期間中の課題であるとか履修状況について、相応の配慮をしていくということでございましたが、実態についてどのように今把握されていらっしゃいますか。                                         (休憩) ◎教育指導課長 休校期間中にやった取組については、プラスで評価をしていこうということで各学校は取り組んでいると思いますが、特に関心・意欲・態度、そちらのほうで加点をしていこうというふうに捉えております。以上であります。 ◆笹本英輔 委員 関心・意欲・態度も評価の一部分ではあるんですけれども、そうした結果、全般、保護者であるとか、生徒から聞こえてくるのは、とにかく試験範囲が広かったと。それに伴って成績が上がる生徒と下がる生徒の差がますます開いたなというような、個人的な感想というかを見ているところでございます。  特にそれというのは、例えば休校期間中に学習塾に通えた子、通えない子ということでは、これも大きな開きがあったと思います。今ほどお伺いしたのは、評価についてというところでありまして、評価にきちんと、休校中の課題が反映されていたかということについてお伺いをしましたが、それでは、いわゆる前期の、1学期の評価について、全体的に各校の成績が例年と比べてどのような水準にあったのかということについては、把握されている部分がありましたらお答えいただきたいと思います。 ◎学校教育部長 そちらについて、詳細にはこちらとしても調査等をしておりませんので、こちらについては今後学校のほうから情報を入手して、また適切に助言等はしたいとは思っているところでございますが、例年と比べてのアップダウン、そういったところは学校の実情に応じてあることもあるとは思うんですけれども、基本的にいわゆる絶対評価を行っておりますので、その中で習熟度を図っているところです。先ほど、委員がおっしゃったように、学習塾に通っている、いない、そういったところでは、もしかしたら差が出てしまったかもしれないんですが、評価の観点や、また評価の基準については例年どおり行っておりますので、その中でどういった変化が出てきたかということは、こちらとしても現場の声を聞きながら、またそういったものが是正できるように、いよいよ2学期からも学校指導訪問も始まりますので、そういったところでこちらとしても適切に助言しながら、例年どおりの学習成果、あるいは子どもたちの学習の形というものができるように、こちらとしても働きかけていきたいと考えております。以上であります。 ◆笹本英輔 委員 これは、先ほどからの各部の、この所管事務調査中も他の委員さんもおっしゃっていたことですが、これを教訓として、また今後起こったときに、また二の轍を踏むようなことがないようにぜひ情報として積み上げをされたいということでございました。まさしくこれも同様でございまして、これが各校の判断というところはもちろんなんですけれども、それによってもし大きな差が出るような対応が出ますと、やはりこれは公教育としての在り方ということを問われざるを得ないような事態も招きかねないということですので、これについてもきちんとフィードバックと、やはり振り返って今後どうあるべきかということについては研究を重ねられたいというふうに思います。  そして、まさしく今後の学習でございますけれども、私が大きく危惧をしている部分では、今ほどのご説明では例年どおりの履修範囲まで巻き戻すことができてきたということで、それは非常にすばらしいことだと思っております。また、今後の公立の学力検査の試験範囲等も今後示しながらやっていくということですが、大きな懸念材料としましては、この試験範囲が、いわゆる子どもの気持ちとしては、試験に出ないものを勉強してもしようがないんじゃないという気持ちはどうしても出てくる部分でして、例えば数学の部分でいえば、円周角ですとか、方べきの定理なんかは実態としては入ってくるわけで、三平方の定理ですとか、そうした部分は試験範囲として反映されないということでは、やっぱり今後入試を迎えていく中学校3年生としての勉強をしなきゃいけない、ほかの科目もやらなきゃいけない、でも、試験に該当しない範囲についても学習しなければならないというところについて、どのような方針で生徒たちにこうした指導をされていくのかということについて、今お考えがありましたらば、お示しをいただきたいと思います。 ◎教育指導課長 そういう心配は毎年あるのかなと思うんですけれども、中学校3年生までに履修いしなければいけない内容は決まっておりますので、各学校そういう実態がありながらもいろいろな工夫を毎年試行錯誤しながら行っているところだというふうに捉えております。以上であります。 ◆笹本英輔 委員 毎年のことでないから、今申し上げているんですけれども。だから、やらなくていいことをやりなさいというふうに学校では言わざるを得ない状況、実際の試験ではそれが試験範囲として出ませんよということがもう示されている状況であれば、極端な言い方をすると、そこについては学校の、一番心配しているのは2学期の成績が出た後なんですね。極端な話、3学期になって学校に行かなくても、いわゆる内申、指導要録に書いて提出する部分ではもう評定として反映されなくなってくるわけですよね、公立の内申を出すというところでは。そういうところで、いわゆるすべきことというのを投げ離してしまうような状況が、それに拍車がかかってしまうんではないかということが懸念材料としてありますので、こちらについては意見として申し上げますけれども、そうした状況が発生する可能性が非常に私は高いと思っておりますので、危機感として、学校教育部として皆さんでシェアをしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。  以上をもって本日の審査を終了し散会。午前11時50分...